一人サロンが電話予約を「受け付けてはいけない」3つの理由

こんにちは!一人サロン経営塾のシマダ(@shimada_info)です!

サロンワークしている時にかかってくる厄介な営業電話にお困りではないでしょうか?

お客様の施術中に電話が立て続けになってしまったり、しかも迷惑なセールスの電話だったり、、

予約を取るのには欠かせないけれど、非効率でもある「電話予約」

どうにかならないものでしょうか?

目次

電話予約をしていない美容室

じつは、ぼくが自由が丘で経営する一人サロン「Pelodias」では開業当時から一度も電話予約をしたことがありません。

ご予約は「Web予約」「LINE予約」のみです。

「電話がないと予約取れなくて困るお客様もいるのでは?」と思うかもしれませんが

それでも予約はずっと満席続きですし、お客様から不満のお声を頂いたことって一度もないんですよね。

今日は電話予約を無くしたいけれど踏み切れない方へむけて

一人サロンが電話予約を受け付けてはいけない3つの理由をお伝えしていきます。

最後まで読んでいただくと電話予約に対する考え方が180°変わるかもしれません。

それでは3つの理由いってみましょう!

①施術中に電話が鳴らないようにする

1対1の空間で電話が鳴ってしまうと、お客様を一人でお待たせしてしまい、その度に会話が途切れてしまいます。

さらに関係のない他人の会話(電話)が聞こえるのは、体験の質が下がってしまいますよね。

もし何回か連続でかかってきたり、シャンプー中にかかってきたりしたら、その度にお客様は気を使ってしまいます。

しかも、せっかくお待ちいただいて電話に出たのに、迷惑な営業電話だったりしたらストレスもMAX!ですよね?

そして何より施術が遅れたり、放置時間が遅れたりもします。

今サロンにいるお客様にとって電話は一つも良いことがありません。

一人サロンではお客様が過ごす空間の質を一番に考えるべきなので、電話予約はやめた方がいいです

②24時間受付できる

もし電話予約とWeb予約を併用している場合、予約を取るときのお客様の気持ちになってみてください。

「営業時間よりちょっと早めだけど、電話出るかな?」とか「営業時間の終わりちょっと過ぎたけど出るかなー?」とか。

それで気を使いつつ電話かけてみたけど結局出なくて…また改めて電話をさせてしまうこともあります。

時間も手間も気遣いもさせてしまいますよね。

これは「電話予約のみ」でも「Web予約と電話予約の併用」でも同じことが起こります。

結局、電話するのをあきらめてWebで取り直す(だったら最初からWeb予約すれば良かった)という二度手間をさせてしまうこともあるでしょう。

「電話でるかな?」「営業時間内にかけなきゃ」「いま忙しいかな?」「今かけて迷惑じゃないかな…」

これらのお客様の心の声は、そもそも電話が無ければ迷わせることもたらい回しにさせてしまうこともありません。

一人サロンはお客様の時間を大事にすべきなので、電話予約はオススメしません

③お店に縛られない

これは完全にサロン側の都合ですが、お店に縛られなくなるというのが大きなメリットになります。

電話予約を受け付けていると、お店にいて電話に出れないと予約が入らないので仕事になりません。

午前中は予約入ってないとか丸一日ノーゲストだったとしても、営業時間の朝一からお店にいてスタンバイしていないといけないんですね。

終わりも同じで、午後から予約が入ってなかったとしても営業時間終わりまでは電話待ちしていないといけませんよね?

転送電話サービスもありますが、プライベートの時間にいつどこでお客様から電話があるか分からない状態や、いざ電話がきたら自分のモードを切り替えなければならなかったりと、あきらかにQOLが下がります。

もし電話予約が無ければサロンにいなくても予約受付可能です。

なので午前中は家族と過ごしてからお店に向かったり、ジムでトレーニングしてから向かったり、カフェで過ごしたり、自由に使える時間が圧倒的に増えます

そして、世界中どこにいても予約が取れます

機会損失をしなくて済むので、休んでいても遊んでいても予約が入ります

一人サロンは美容師のワークライフ充実も大切にすべきなので、電話予約はすべきではありません

電話予約をしない最大のデメリット

一方でもちろんデメリットもあります

見込み客が著しく減る。特に年配の方は予約が取れない

容易に想像がつくと思いますが、Web予約やLINEができないご年配の方は予約が取れません。

実際にPelodiasでは70代以降のお客様は数えるほどしかいません。

最初だけご家族の方にWeb予約を取っていただき次からは次回予約にしていくか、毎回ご家族の方にWebやLINEで予約を取っていただくようになっています。

ちなみにリクルート社の直近の調査では

女性は2019年に電話よりweb予約が上回り、男性も2020年に電話よりweb予約が上回りました

調査内容を細かくみていくと女性は20代30代はWeb予約が7割で、50代は電話予約がやや上回り、60代なるとWeb予約の2倍以上、電話予約が多くなります。

男性の場合は40代で電話予約の方が上回ります。

男性は全体的に電話予約や飛び込みが多く、Web予約は苦手なようですね。

これらをまとめると、完全予約制にして電話予約も止めると男性は40代以降、女性は50代以降の約半分以上の見込み客を失ってしまい、60代以降の見込み客の約8割を失ってしまうということです。

ただ、先ほども述べたように毎年毎年Web予約比率は上昇していますし、実際にPelodiasが証明しているように電話予約なしでも予約満席にすることは可能です。

とはいえWeb予約しかしないということは、多くのお客様候補をバッサリ切り捨てることになるので、不利なのは間違いありません。

電話予約をやめてみる

電話予約のメリットとデメリットをお伝えしました。

まだ電話をやめようかお悩みのことと存じますが、とりあえずやめてみるのはいかがでしょうか?

やめてみてお客様の声を聞いて、良いこと悪いこと出てくるので、総合的に判断をして。

それで万が一、難しかったら後から電話受付すればいいじゃないですか?

柔軟にトライアンドエラーできるのが個人店の強みですからね。

本当にあなたのサロンに電話予約は必要ですか?


よし!電話予約やめよう!と一歩先へ進む決意をもった方へおすすめのnoteです。

すでに受け付けている電話予約を無くしていくまでの具体的な4ステップ、さらに、オンライン予約が難しいお客様への対応や不満の声に対する対応まで。

現場で使える極めて実践的なノウハウを書きましたので、電話予約をやめたい方は参考にしてくださいませ。


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