こんにちは!一人サロン経営塾のシマダ(@shimada_info)です!
店舗の家賃ってどのくらいが相場かご存知ですか?
今回は物件を探すときにどのくらいの家賃で探すと良いのか解説していきます。
タイトルをみて「売上と家賃の比率なんて関係あるの?」と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
じつは商売の鉄則として売上に対して家賃はこのくらいという相場は決まってるんですよ。
後からカンタンに移転はできない
これって美容室に限らずエステや治療院や飲食店など、店舗を構えるどんな業種でも共通する家賃相場なんです。
もし売上に対する家賃のバランスを知らずに独立開業してしまうと、後から「家賃高すぎた!」となっても、簡単に移転することはできませんよね?
そうなると全然利益が残せず「家賃を払うために仕事してる」みたいになってしまいます…
それは避けたいですよね?
実際に僕も、とあるサロンオーナーから相談を頂いたことがあって。
そのサロンさんは知らない人はいない超人気エリアのメインストリートに店舗があります。
客観的に見ると予約も埋まってるし、インスタもいい感じにできてるし。
さぞかしうまくいってるんだろうなと見えたんですけど…
「実は家賃がこのくらいなんです…」とオーナーから聞いたら
そりゃ働けど働けど利益残らないわなー ^^;
って気の毒に思ってしまう事例がありました。
もちろんそういった場合も客単価を上げたり、売上のベースアップをしていくことで、利益率の改善をしていくことはできるんですけども。
そもそも出店する前に。物件探しをする段階で売上に対する家賃バランスを知って事業計画を立てていれば、このような失敗は避けられたはずです。
そこで今日はサロンの家賃について皆様にも共有していきます。
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家賃の相場は売上の10%
では早速結論ですが「家賃は売上の10%以内」です。
これは江戸時代から言われてる商売の鉄則らしいんですよ。
どの店舗ビジネスでも共通の家賃相場なので、ぜひ覚えておいてください。
例えば月売上60万円だったら、6万円の家賃なら無理なくやっていけます。
月売上100万円だったら、家賃10万円の物件が適正です。
これはスタッフさんがいても同じことで。
スタッフ5名で売上300万円だったら、家賃の適正額は30万円になりますね。
イメージつきますか?
逆にいうと20万円の物件だったら、200万円の売上がないと適正ではないということです。
これを基にあなたの出店したいエリアの物件情報をネットで調べて、どのくらいの物件が借りられるのか?
シミュレーションしてみるといいですね。
リサーチは大事です!
家賃は想定売上から逆算すべし
で、ここからちょっとリアルな話しをしますが…
適正家賃は想定売上から逆算してください
ここで大切なのは、目標売上ではなく「想定売上」ということですね。
経営コンサルが書いたよくある本とかでは、目標売上から家賃や経費を算出してますけど…
実際はその通りにやってしまったら苦しくなるんですよね。
なぜかというと目標売上って実際より高めに設定しますよね?
じゃないと目標じゃないですから。
なので実際にお店をスタートしてみると、想定より売上が着いてこなくて家賃が経営を圧迫するケースがあります。(ほんとによくある…)
ぶっちゃけ世の中の個人経営の店舗が潰れる原因のほとんどが家賃なんですよ。
逆にいうと「なんでこの店やっていけるんだろう?」
って不思議に思うような店ってあるじゃないですか?笑
あれは持ち家で家賃がかからないから潰れないんですよ。
僕の『一人サロンの経費を全部解説します』ってブログでもお伝えしましたが、家賃ってのは固定費に分類されるんですね。
つまり忙しさの波があって売上が低い月だろうが、病気でサロン休んだり夏休みを取って売上が低い月だろうが、必ず一定金額を払い続けなければなりません。
なので家賃バランスが高すぎた場合、これは悲しいことに「家賃を払うために仕事してる」みたいになってしまいます。
家賃を抑えた物件を探そう
売上は毎月一定なわけでもなければ、来月再来月に同じ売上が上がる保証もありません。
コロナのようなこともリーマンショックのようなことも、今後も定期的に起こるでしょう。
目立つ立地やオシャレなエリア、広い物件や急行が止まる駅など
一見あこがれるような物件はありますけど、絶対に惑わされず家賃を抑えた物件を探してください。
変動費はいつでも抑えることができますが、固定費の家賃は後から抑えることができませんからね。
今日の内容をまとめると
- 家賃は売上の10%以内で探すこと
- その売上は現実的に低めに見積もった売上の10%で計算すること
これは鉄則です。
素敵な物件に出会えることを願っております。
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