美容師が独立を決心する時の「客観的指標」とは?指名売上はあったほうがいい?

こんにちは!一人サロン経営塾のシマダ(@shimada_info)です!

よく「独立するには指名売上が最低でも100万とか200万とかないと話にならないよ」という定説があると思いますが、あれは全くアテになりません

じつは一人サロンで独立を決心するには全く違う指標で客観視する必要があります

もしあなたが独立を考えているのであれば、この記事を読んで正しい数値を分析することでタイミングを逃さず独立できるようになります

目次

指名売上を指標にする3つの問題点

さて指名売上を指標に独立を考えていると、独立のベストタイミングを逃してしまいます

なぜなら指名売上を指標にすることには3つの問題があって

  1. 「顧客は店ではなく人につく」と言うけれど、実際に独立して着いてくる顧客は多くない
  2. 指名100万や200万という数字に縛られてしまい、いつまで経っても達成できず独立の機会を損失してしまう
  3. アシスタントにお願いして客数をこなして売上を上げても一人サロンでは再現性がない

というところです。

1に関しては勤務先のサロンにどれだけ顧客を貯めても、サロンを移ったり独立すると「自分が思っていた以上に着いてきてくれない」という経験をしたことはありませんか?

もしくはそう嘆いている同業者の友人の話しを聞いたことはありませんか?

2については冒頭で述べた通りなんですが「指名売上100万を超えたら独立しよう」と縛られてしまいがち

本来であればとっくに独立してやっていけるのにタイミングを逃し続けいつまで経っても動けなくなってしまいます

例えるならば、十分にスタイリストデビューできる実力は備わっているのに「カットモデルを200人こなさないとデビューしない」と決めてるアシスタントみたいな感じ。

さっさとスタイリストデビューして売上あげて指名客つけていった方がいいのに…と。

3は「マンツーマンでのサロンワーク」と「アシスタントについてもらってのサロンワーク」は違うということ

一人サロンではカラー塗布を丸投げしたり、パーマの液付けやシャンプードライをお願いできる人はいません

それで同じ規模の売上をあげることはできるでしょうか?

このように一人サロンで独立を考えた時に限っては指名売上を指標にするのはイケてません

実際に嶋田はスタイリストデビューしてわずか1年、指名売上30~40万円の時に「独立してイケる!」と確信し開業準備を具体的にスタートしました。

とはいえ一般的には毎月の指名売上が30~40万程度でサロンを開業するのはクレイジーに思えるかもしれません

では一体、何の数字を指標にして独立を決心すれば良いのでしょうか?

リピート率分析のやり方

それは「リピート率」です

リピートさせる力がしっかりついていれば、あとは集客さえできたら自動的に売上は上がっていきます

あなたは自分のリピート率を把握してますか?

嶋田式リピート率分析のやり方をご紹介していきます

リピート率の分析のやり方

リピート率といっても4つあります

  • 新規リピート率
  • 2回目リピート率
  • 3回目リピート率
  • 常連リピート率

それぞれの数値にはちゃんと意味があります

「新規リピート率」が低いと初回のコミュニケーション不足や問題解決ができていないことが考えられます

「2回目リピート率」は技術の安定性があるか?接客やサービスの問題によるところも大きそうです

「3回目リピート率」が低い場合は次回提案の魅力や今後もリピートし続けるメリットを感じさせることができているかが問われます

「常連リピート率」は飽きられないことが大切です。技術や接客の安定性、本音のヒアリング、新しい価値観の提供、数年先のビジョンを魅せれてるか、などなど美容師や人としての本質的な魅力の総合格闘技になってきます。

つまり誤魔化しが効かないということ。

で、全てのリピート率が高いに越したことはないのですが、目安をお伝えするならば

新規リピート率が40%
常連リピート率が90%

(設定期間は6ヶ月以内でいいと思います)

勤務しているサロンがどのような集客をしているか?どのようなクーポンや割引のオファーをつけているか?などの要素にもよりけりですが目安はこのくらいかと。

最低でもこの数値を超えていなければ一人サロンで独立しても厳しい思いをすることになると思います

一人でサロンを開業して集客をして。このリピート率を超えなければお客様が溜まっていきません。

しっかりとリピートして頂ける力をつけていないと、どんなに集客しても失客をしてしまえば消耗し続けるだけ。

いつまでもサロン経営は安定することはありませんからね。

独立のベストタイミング

前述したように嶋田は指名売上は30〜40万円しかありませんでしたが、リピート率を分析したところ「新規リピート率」がサロンで一番高かったのです

常連リピート率も90%を超えていました

なのでこのままこのサロンにいればオーナーを超えトップになるのは時間の問題だと。

それならばこのサロンにお客様を貯めていくよりも、自分のサロンに貯めた方が良い。

そして自分のサロンで自力集客することで新規リピート率はさらに上がることは間違いない。

そう判断しました

実際に今では当時のサロンオーナーがアシスタントを2人つけての売上を超える額を一人で上げています

このように一人サロンで独立し人生を満喫するのに指名売上は全く意味がありません

逆にいうとリピート率の分析なしに一人サロンでの独立を決断することはできません

どうか、指名売上の数字にとらわれすぎて独立のベストタイミングを逃しませんように

今すぐあなたのリピート率を分析してください。




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