
こんにちは!一人サロン経営塾のシマダ(@shimada_info)です!
今日は一人サロンで月100万円の売上を作るために必要な考え方をお伝えしていこうかと。
ありがたいことに全国の様々な美容師さんや一人サロン経営者さんから相談を頂き、「売上100万達成」のためアドバイスをしたり一緒に考えたりしていて思うのが「売上の原理原則を理解していないケースが多い」んですね
これは意外と多い!
ここを間違えたままスタート切ってしまい迷走すると、永遠に100万円は達成不可能なので改めて基本的なところからおさらいをしていきましょう!


売上の原理原則を抑えよう
売上の原理原則とは?これはどの業種のどんなビジネスでも普遍の法則で
売上とは「客数×客単価」です
月に「何人」のお客様が来たか、その人が「いくら」使ったか
これを掛け合わせたものが「売上」になります



非常にシンプルなのです!
さらに客数や客単価を分解して数字を考えていくと、より具体的な経営プランができあがります
「売上の原理原則」これに関しては以前のブログを参考にして頂ければと思います↓


1日に何人やるのか?
さて、売上の方程式が分かったところで、あなたが欲しい利益から必要な売上を逆算して、それを客数と客単価に分解して考えていきます
(ほしい利益=売上ー経費)
(必要な売上=客数×客単価)
すると1ヶ月に必要な客数が見えてくるんですよ



え?数学にがて?大丈夫!
高校時代の僕はずっと数学の成績「1」でしたので…(笑)
ちゃんと着いてきてくださいね!
ここでは売上「100万」でやっていきます
同じ月売上100万といっても、その内容は100人100通りです
- 最もシンプルで分かりやすいのは「客単価10000円のお客様を1ヶ月に100人やれば100万円」
100万→単価10000円×100名
この場合、1日にどのくらいお客様をやるかというと
週1休み(26日営業)→1日あたり約4人(3.8人)
週2休み(22日営業)→1日あたり約4〜5人(4.5人)
- 低単価でガッツリ客数を回すことでも100万達成は可能です
100万→単価5000円×200名
週1休み(26日営業)→1日あたり約8人(7.7人)
週2休み(22日営業)→1日あたり約9人(9.0人)
- 高単価にして客数を絞る方向性はこちら
100万→単価20000円×50名
週1休み(26日営業)→1日あたり約2人(1.9人)
週2休み(22日営業)→1日あたり約2〜3人(2.3人)
この試算を見ると同じ100万の売上でも1日2人なのか1日9人なのか、違いが生まれてきます。



分かりやすくないですか?
あなたは1週間にどのくらい休みが欲しいですか?1日にどのくらいお客様をやりますか?
あなたの現状の客単価と客数は?そして、理想とする数字はどこなのか?このギャップを埋めていく必要があります。
客数を上げるのか客単価を上げるのか
100万円に届かない原因はどこにあるのか?どの数字が足りないのか?どのギャップを埋めるのか?
それを冷静に分析すると次の3パターンのどれかに当てはまります。



3パターンに当てはまるって「占い」みたいなこと言うじゃないですか(笑)



なんかすみません(笑)
100万に届かない原因と対処法はこの3つのパターン
- 客数が足りているなら客単価を上げる
- 客単価が足りているなら客数を増やす
- どちらも足りていないなら戦略を見直す
つまり「客数」か「客単価」か「両方」かです。
「客数と客単価」どちらから上げるべきか
ご自身の課題が「客単価」にあるなら客単価を上げる戦略を。「客数」にあるなら集客を。
では、どちらも足りていない場合にどうすればいいのか?
もちろん両方とも上げていくということを戦略的に行なっていくこともアリですが、客数か客単価どちらから攻めるべきかを解説すると
- 客数から上げていくと、いずれ価格改定が必要
- 客単価から上げていくなら、より質の高い集客が必要
客数を優先した場合、満席の客数の9割を目指します。その後に客単価を上げる施策や価格改定を実行する流れ。
客単価を優先した場合、足りない客数を集めるために集客をより一層頑張るようになります。運転資金も必要になるでしょう。
これはどちらが良いか?と言い切るのは難しく、それぞれのサロン状況によりケースバイケースなんです
充分な新規集客ができているのであれば客単価を上げる判断をすべきですし、しかし一方で集客がままならず客単価を上げるとシンプルに詰みます。
さらに言うと、ここにリピート率も関わってきます
リピート率がままならないというのは厳しいですが「価格に対して提供価値が見合っていない」「実力不足」ということになります
一人サロンの場合は「新規リピート率40〜50%」「常連リピート率90%」ここが最低ラインかなと。
この場合、根本的に価値提供を見直してブラッシュアップするのを最優先していきましょう!
あなたに足りないものは見えましたか?100万円に足りないものはなんでしょうか?
「必要な利益」「1週間の休み」「1日に何人やるのか」「そのために必要な客数と客単価」
まずはこれを紙に書き出すことから始めてください。